2007年10月31日
メタボリック症候群の別名
代謝症候群と呼ぶそうです。
いずれにしても怖い病気。日ごろから気をつけましょう。
メタボリック症候群の診断は有用であるとするAHAのGrundyと、メタボリック症候群の診断は有害であるとするADAのKahnとの間に論争が繰り広げられ、メタボリック症候群の概念の提唱者であるReavenは、現行の診断基準では、メタボリック症候群に当てはまらない人の方が、メタボリック症候群と診断される人よりも明らかに高リスクである、というシナリオがいくらでも想定される事を具体的に例示して、人々にメタボリック症候群というレッテルを貼ってはならないというKahnらの見解に賛成の意を表明した。
Reavenは、数ある診断基準の中でもIDF診断基準(日本の「メタボリックシンドローム-内臓脂肪症候群」はこれに近い)が最も危険である事を指摘し、これまでに報告された、クランプ法で厳密に測定したインスリン抵抗性と、内臓脂肪面積、皮下脂肪面積、およびBMIとの相関関係を研究した論文を表にまとめて、インスリン抵抗性と内臓脂肪面積が、特別強い関係にある、とは言えない事を明らかにした。Grundyは、メタボリック症候群は短期リスク(10年)を評価する道具ではなく、長期リスクを評価する道具であると述べているが、最近、30年に及ぶ長期リスクの研究でも、メタボリック症候群はその個々の成分以上の予後評価の情報を与えないという結果が報告された。また、彼はメタボリック症候群と診断すべきか否かの論争はAHAとADAの利害対立を背景としているかのように述べてるが、AHAとADAは、2006年6月、それを否定して、「心血管疾患と糖尿病予防のために」という簡潔な共同声明を発表した。この中で、メタボリック症候群という診断をすべきか否かの賛否両論に触れ、メタボリック症候群の診断に拘らず、肥満、血糖、血圧、脂質異常、喫煙の重要性を指摘して、文明社会、特に欧米に蔓延する肥満の予防と治療を呼びかけた。また、2007年6月には、アメリカ糖尿病学会、アメリカ栄養学会、北米肥満学会が腹囲に関して共同声明を発表し、現時点では、腹囲の基準値はすべて、科学的根拠が不十分であり、今後確立される科学的基準値は人種別、性別、年齢別、肥満度別の非常に複雑なものになるであろうと指摘した。
但し、心血管疾患の危険因子はインシュリン抵抗性を中心に集積するという現象は事実であり、最近、インシュリン抵抗性と炎症が絡みあって、内皮機能障害と動脈硬化をもたらす事、及び、その背景に、身体計測の肥満よりも、内分泌疾患としての肥満(脂肪ホルモンの失調状態)がある事が明らかにされてきており、病理学的にはマクロファージ(炎症性細胞)の脂肪組織への集積が重要視されている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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